【クラフトビール】ボヘミアンピルスナー部門ランキング受賞作品徹底解説!

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伝統と革新が織りなす至極の一杯

インターナショナルビアカップ2023(石川県金沢市開催)でボヘミアンスタイルピルスナー部門は、歴史と革新が織りなす至極の一杯を求めるビール愛好家たちの熱い視線を浴びました。本記事では、栄えある金賞、銀賞、銅賞を受賞した3つのビールと、それぞれの醸造所の特徴、スタイルと色合いをご紹介します。

インターナショナルビアカップ

インターナショナル・ビアカップは、日本地ビール協会が主催する、日本最大級の国際的なビールコンテストです。
プロのビアテイスターが厳正に審査し、優れたビールを表彰します。24の国と地域から537種類のビールが応募され、プロの厳正な審査の結果、クラフトビール各種類、スタイルによる金賞、銀賞、銅賞が決定いたします。

ボヘミアンピルスナーの魅力とは・・ 

ボヘミアンピルスナーは、その起源を19世紀のチェコ、特にプルゼニ市に持つビールスタイルです。このスタイルの最大の特徴は、ソフトでバランスの取れたモルトの甘みと、サーズホップ由来の繊細な芳香と適度な苦味の組み合わせにあります。色は明るい金色で、透明度が高く、泡立ちが良いことが特徴的です。ボヘミアンピルスナーの風味は、モルトの甘みとホップの苦味が完璧にバランスを取っており、後味はクリーンで爽快感があります。このビールスタイルは、非常に飲みやすく、様々な食事との相性が良いため、幅広い場面で楽しむことができます。このビールスタイルは、ピルスナーというカテゴリーの中でも特に歴史が深く、ビールの世界において重要な位置を占めています。

歴史深いボヘミアンピルスナーの受賞作はこちら

金賞は中国から世界へ、新星が放つ輝き

金賞:Nothing New Brewing「New Boy Pilsner」

上海を拠点とするNothing New Brewingが受賞伝統的なボヘミアンスタイルピルスナーの要素を踏襲しつつ、現代的なホップ品種を巧みに使用することで、鮮烈な香りと苦味、そして滑らかな口当たりを実現した点が評価されました。

醸造所の特徴

中国・上海のNothing New Brewingは、2013年に設立された比較的新しい醸造所です。革新的な醸造技術と伝統的なスタイルを融合させたビールで知られており、国際的なビールコンテストで数々の賞を受賞しています。今回のIBC2023において、同社の「New Boy Pilsner」はボヘミアンスタイルピルスナー部門で見事金賞に輝きました。

スタイルと色合い

「New Boy Pilsner」は、伝統的なボヘミアンスタイルピルスナーの製法を守りつつ、現代的なホップ品種である「El Dorado」と「Sabro」を使用することで、柑橘系やトロピカルフルーツのような鮮烈な香りと、苦味と甘味のバランスが良く、滑らかな口当たりを実現しました。

銀賞は、日光の自然が育んだ、気品と力強さ

引用:https://www.nikko-monkeys.beer/

銀賞:Nikko Brewing「THE NIKKO MONKEYS PREMIUM LAGER」

銀賞を受賞した、「THE NIKKO MONKEYS PREMIUM LAGER」は、地元日光産の二条大麦と厳選されたホップを使用し、時間をかけて丁寧に醸造することで、上品な香りと力強い味わいを兼ね備えたプレミアムラガーに仕上がっている点が評価されました。

醸造所の特徴

豊かな自然に囲まれた栃木県日光市にあるNikko Brewingは、2016年に設立されたクラフトビール醸造所です。地元の素材にこだわり、伝統的な製法で高品質なビールを醸造しています。

スタイルと色合い

日光産の二条大麦と厳選されたホップを使用し、時間をかけて丁寧に醸造されたプレミアムラガー。黄金色に輝く美しい色合いと、上品な香りと力強い味わいが特徴。麦芽をじっくりと時間をかけて糖化させ、低温でゆっくりと発酵させることで、雑味の少ないクリアな味わいに仕上げています。
日光の自然と伝統が織りなす至極の一杯
「THE NIKKO MONKEYS PREMIUM LAGER」は、時間をかけて丁寧に醸造されています。日光の自然と伝統の技が織りなす至極の一杯です。上品な香りと力強い味わいをお楽しみください。

銅賞は、歴史と伝統が紡ぎ出す、本格派ピルスナー

引用:https://www.sp-mall.jp/

銅賞:札幌開拓使麦酒醸造所「開拓使麦酒 ピルスナー」

「開拓使麦酒 ピルスナー」に使用される麦芽は、北海道産の二条大麦とドイツ産の麦芽を厳選して使用しています。オホーツク産、富良野産の麦芽、富良野産のホップを一部使用。これらの原料を、伝統的な下面発酵でじっくりと時間をかけて発酵させることで、雑味の少ないクリアな味わいに仕上げています。北海道の自然と歴史が育んだ味わい日本が誇る本格派ピルスナー「開拓使麦酒 ピルスナー」は、伝統的な味わいと現代的な飲みやすさを兼ね備えた、至極の一杯!ぜひご堪能ください。

醸造所の特徴

1876年に開拓使によって設立された札幌開拓使麦酒醸造所は、日本最古のビール工場です。北海道の豊かな自然と歴史を受け継ぎ、140年以上に渡り高品質なビールを醸造し続けています。その中でも、「開拓使麦酒 ピルスナー」は、伝統的な製法を守り、厳選された麦芽とホップのみを使用することで造られた、本格派ピルスナーです。

スタイルと色合い

伝統的なボヘミアンスタイルピルスナーの製法を守り、厳選された麦芽とホップを使用することで、苦味と甘味のバランスが良く、キレのある後味を実現した点が評価されました。「開拓使麦酒 ピルスナー」は、伝統的なボヘミアンスタイルピルスナーをベースに、現代的なホップ品種を少量使用することで、現代的な味わいに仕上げています。黄金色に輝く美しい色合いと、爽快なホップの香りと麦芽の香ばしさが調和した香り。苦味と甘味のバランスが良く、キレのある後味が特徴です。伝統的なピルスナーの味わいを楽しみつつ、現代的な飲みやすさも兼ね備えた、まさに至極の一杯と言えるでしょう。

まとめ

ボヘミアンピルスナーの魅力

麦芽、ホップ、水、酵母のみを使用し、下面発酵によって造られるのが特徴です。色合いは黄金色から淡い琥珀色で、透明度が非常に高い。香りはホップ由来の柑橘系やフローラルな香りが主体で、麦芽の香ばしい香りが調和します。味わいは苦味と甘味のバランスが良く、キレのある後味が特徴です。

伝統的なスタイルでありながら、奥深い味わいが楽しめるボヘミアンスタイルピルスナー。ぜひ、あなた好みのピルスナーを見つけて、その魅力を存分に味わってください。


記事運営:オリエンタルブルーイングについて
お酒の美味しい北陸、石川県金沢でクラフトビールと蒸留酒を造っています。美味しい軟水と地域の素材を生かし、ここにしかない 北陸のお酒「ローカルで、ユニーク。」を目指します。金沢にお立ち寄りの際は、ぜひオリエンタルブルーイングのクラフトビールをお試しください!
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